田辺市に入り国道42号線も『元町』交差点を右に入り、田辺市街地に向かう。あとは道なりに直進あるのみ。会津橋を渡りしばらく行くと道が少し細くなる。細くなった道の一つ目の左に入る道を左折、突き当たりを左折した左手にある。(MapFan参照)
商店街の中ほどにあるこの店の前の道を車で通り過ぎる時、周りの景色を写すショーウィンドーのガラス越しに梅の花が淡く浮かびあがっていた。ショーウィンドーの中には「うさぎ雛」も愛らしく座っていた。店内から響く明るい笑い声。ついつい店内に入ってみた。梅柄の生地が並ぶ。友禅だろうか?その静かでいて香るような色あいを見てると、婦女子が額の上に梅の花をはり装う『梅花粧』というものがあると聞いた事を思い出した。なんとも女性に似合う花だと再認識させられる。
このお店は、柄物の着物の裏地を考案されたり、その裏地の柄とお揃いの帯〆や草履を作られたり、「着物」への思い入れがひしひしと伝わってくる。店内の壁や棚に飾られた小物が楽しく飽きる事がない。また「うさぎ雛」や小物など手作りのオリジナル商品などを見ていてもいわゆる「呉服屋」の持っている重々しいイメージはなく、その感覚はまさしく和服・和式ファッションのトータルコーディネーターである。『趣味のきもの』もうなずけるのである。店主も女将さんも話しやすく、気軽に入っていける。この新しい感覚のお店の奥にかかるのれんと額に入れられた書がなんともいい感じなのである。
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